山でおすすめのハードシェルジャケットを比較してみた

ノースフェイスのハードシェルを比べてみた

ノースフェイスの山岳、雪山用のジャケットで、ハードシェルジャケットにスポットを当ててみます。いくつか種類があるようですが、違いや性能、そしておすすめを紹介したいと思います。
下層に製品紹介あり!


ノースフェイス最強のハードシェルジャケットはこれだ!

 

オールマウンテンジャケット

その名の通りもっともオススメしやすいミドルレンジのハードシェルジャケット。マウンテンジャケットとの違いは、ゴアテックスが最新のC-KNITを採用し、防水性はそのままに、通気性と快適性がかなり向上しています。さらに丈が短くなっていること、軽量化されていること、など。アルパイン的な登山を目指す場合は、オールマウンテンジャケットが使いやすいでしょう。

おすすめスタイル

アルパイン★★★★
縦走★★★★
低山★★★
アウトドア★★★

定価49680円
ゴアテックス3層 ゴアテックスC-KNIT
重量490g
注目の仕様

ゴアテックスC-KNIT
重ね着ができるゆとりのデザイン
やや短めの丈
脇下のベンチレーション
両サイドに大型ベンチレーションポケットで換気
内側ジッパーポケット
カラー3色

 

マウンテンジャケット


レトロなノースフェイスの原型ともいえるマウンテンジャケット。耐久性を重視した何年も使えるジャケットは暖かくてアウトドアから雪山まで広くカバーします。より雪山特化したオールマウンテンジャケットの登場もあり、今では一般アウトドアユーザーに人気がある。

おすすめスタイル

アルパイン
縦走★★
低山★★★★
アウトドア★★★★

定価49680円
ゴアテックス2層
重量765g
注目の仕様

重ね着できるゆとりデザイン
やや長めの丈
脇下のベンチレーション
両サイドに大型ベンチレーションポケットで換気
取り外し可能なスノーカフ
内側ジッパーポケット
カラー5色

 

L5ジャケット

 

3層のハイベンド防水素材を採用したハードシェル。異なる素材を縫い目なく織り込んたテクノロジーと止水ファスナー採用で、すっきりとしたデザイン。外側にはハンドウォーマーポケットとチェストポケット、内側にはゴーグル用ポケットと小物ポケットも内蔵。

おすすめスタイル

アルパイン★★★★
縦走★★★★
低山
アウトドア

定価81000円
ポーラテックパワーシールド
重量---g
注目の仕様

すべて止水ファスナーで軽量化
縫い目のないFuseformテクノロジー
脇下ベンチレーションジッパー
ワンハンドアジャストフード
カラー1色

 

L5ハイアングルジャケット

L5ジャケットの流れをくむゴアテックス・プロ採用のアルパインジャケット。アイスクライミングなどに特化したテクニカルデザイン。

おすすめスタイル

アルパイン★★★★★
縦走★★★★
低山
アウトドア

定価6690円
ゴアテックスプロシェル3層
重量---
注目の仕様

すべて止水ファスナーで軽量化
短めの丈でハーネス対応
腕・肩に余裕のデザインは急傾斜や壁には有利
ヘルメット対応フード
チェスト部にベンチレーションジッパーで換気
ずり上がりを防ぐレッグループは取り外し可能
(スノーカフの代わり)
カラー2色

 

アセント RTG ジャケット 

(メンズ・レディース共通)
山岳スノーボーダーのためのアルパインバックカントリージャケット。ゴアテックスに防風性が高い立体裁断。無駄のないシンプルなデザイン。

おすすめスタイル

山岳スノボ★★★★★
縦走★★
低山
アウトドア

定価61560円
ゴアテックスプロシェル3層
重量---g
注目の仕様/

ヘルメット着用デザイン
プルオーバー
チェスト小物ポケット
ゴーグルも収納可能な大型メッシュ内ポケット
デタッチャブルスノーカフ
止水ファスナーで軽量化
脇下ベンチレーション
吸気を排出できる首元のベンチレーションパンチ穴

 

オールマウンテンパーカ

(メンズ&レディース)
日本の山岳シーンに求められる要望を機能として反映しオールマウンテンジャケット(NP61405)と同じコンセプトで開発されたオールラウンド防水シェルジャケット。ハーネスの着用などを考慮して長めの丈。動きのよさもデザインに考慮されている。

おすすめスタイル

アルパイン★★★★
縦走★★★★
低山★★★
アウトドア★★★

定価49680円
ゴアテックス3層
重量505g
注目の仕様

重ね着ができるゆとりのデザイン
長めの丈でハーネスも考慮
ヘルメット着用も想定のフード
脇下のベンチレーション
両サイドに大型ベンチレーションポケットで換気
内側ジッパーポケット
カラー4色

 

 

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まずハードシェルジャケットを決めるポイントをいくつかあげてみましょう。

ゴアテック(その他防水素材)が3層なのか2層なのか!?

これが最も重要です。
コスパの2層、軽量化の3層ですかね。
断然3層をおすすめします。2層は裏地にナイロンやメッシュなどが張りあわせとなるため、重量も重くなってしまいます。
3層構造にすれば、シンプルです。ただし、使用する内容にもよりますから、厳しい雪山ルートなどを目指さなければ、マウンテンジャケットなどの2層で十分ともいえます。

防水透湿素材(ゴアテックス)の種類

3層の場合、ゴアテックスの素材がノーマルなのか、プロシェルなのか、あるいはアクティブシェルなのかを見分けましょう。
プロシェルは軽量でより強度があり、アクティブシェルは蒸気の抜けが非常に良いです。
その他、薄型追求したパックライトシェルなどがあります。
そして、今回L5ジャケットに採用されているJacquard FUSEFORM HYVENTと呼ばれる縫い目の無いハイベントの防水素材です。
マウンテンジャケットの重量について

ジャケットの重量

止水ジッパーのフラップを省いたようなモデルは軽量化が進んでいます。ノースフェイス自体は、それほど軽量化に力を入れていないと見えます。超軽量化させたい場合は他のブランドがいいかもしれません。しかし、ノースのジャケットにはかなり定評がありますので、ラインナップ中のRTGジャケットなど軽量ジャケットもすごく良いものです。

フードの作り込み具合

フードは強風で脱げないような設計のものでなければならないと思います。着用感もそうですが、フィット感は大事です。

着丈とずり上がり

着丈は若干長いほうが、日本の雪山にはどこでも対応できます。ハーネスなどをつける場合は短いほうがいいでしょう。
ずり上がると、内側に冷気が入ったり雪がはいってきて不快なだけでなく体温を奪います。
ジャケットやパーカーのデザイン

ポケットの位置や大きさ

ポケットの使いやすさも重要です。サングラスやゴーグル、あるいは携帯やカメラを収納できるかを確認します。また、ハーネスやザックのウエストベルトと干渉しないかなども必須の確認事項です。グローブをつけての操作性を考えると、胸の縦ジッパーの位置がいちばん良いように思います。

ベンチレーションの有無

これは、重要です。雪山といっても、春や無風の樹林帯などは、ジャケットが密封されているままだと暑くてしょうがないこともあります。脱げばよいのですが、その手前で、ベンチレーションが入れられるかどうかは重要です。ノースの場合ポケットとベンチレーションが兼用であるモデルもあります

フラップの有無

ジッパーがむき出しなのか、ウインドフラップがついているのかで違いがあります。止水ジッパーであれば、フラップは無い(もしくは小さい)デザインで軽量化できます。しかし止水ジッパーの操作性は通常のジッパーより悪くなります。操作性とコスパでは通常ジッパーにフラップがついているデザインがメインです。防風性という意味でもフラップの効果は大きいです。
個人的にはフラップ無のほうが好きです。
ヘルメットに対応したジャケットフード

ヘルメットやハーネス着用の想定

自分の登山スタイルで、ヘルメットをつけることがあるならば、フードは余裕があるデザイン、というかヘルメットを着用することを想定したデザインのモデルを選んでください。
ハーネスについては、ノースのジャケットはポケットがほとんど上についているので、特に問題ないとおもいますが、着丈は短いほうが良いと思います。ただ、ハーネス無しで歩くことも多い場合は、着丈は長めでいいでしょう。

 

スノーカフ(スカート)の有無

深い雪をラッセルするような場合はスノーカフは便利です。私はパンツにビブを使うため、カフ無しのほうがいいのですが、ノースのスノーカフは着脱可能なので、とても便利だと思いますね。