2020年明けに、やっと届きました！
スカルパの最新モデル　ファントムテック！！！
前モデルよりも100ｇも軽量化されたということで喰いついたのですが、在庫がまったくなくて、入荷を待っていました。
早速レビューしたいと思います！！

続々と登場するゲイター付き軽量アルパインブーツ

最近は、雪山やアイスクライミングブームで、いろんな重登山靴がでています。
その傾向としては、やはり素材やテクノロジーの向上による軽量化で動きやすいものが増えてきました。
中でも、ゲイター付きの登山靴は、メーカー各社取り揃えています。
その中でも注目していたのが、スカルパーのファントムテックです。もともと軽量なアルパインブーツとしてあったのですが、今期の最新モデルは100ｇも軽量化されたということで、さっそく履きたくなりました。

さっそく届いたスカルパ ファントムテック！

ゲイターの長さはそれほど長くはなく、ブーツのハイカットの上部から+8.5ｃｍくらいです。
この上からゲイター（スパッツ）をつけるという想定はなく、アルパインパンツのインナーゲイターなどと組み合わせることになります。

 

さっそく重量を計ります。
Ms４３（27.3ｃｍ）で重さ805ｇでした。
これは、、、
めちゃ軽いんじゃないの！？
だって、通常なら、ブーツだけでなく、ゲイターもつけるから、片足1200ｇ以上にはなるよね。セットの重量で805ｇってのはかなり軽いですね。
これで、ウインタークライミング全般向けというから驚きですね。

 

ゲイターのジッパーにはグローブでも開閉しやすいように大きめのコードがついています。

 

ゲイターにはHドライという防水素材がショーラーとセットになっています。
生地は厚いですが伸縮性があります。
ここが一番劣化しやすいだろうから、ブーツの着脱はけっこう丁寧にしなければなりませんね。

 

それからもう一つ！
ベロとハイカットの裏地がこんな感じのメッシュ+ハニカム素材です。まるで夏用のシューズ並ですが、通気性も重視しています。

 

しかし、アッパーの保温素材はしっかりプリマロフトを採用していますね。

 

スカルパ　ファントムテックの弱点

まぁ、ファントムテックだけに限ったことではないのですが、スカルパの登山靴のインソールは基本ダメです。。

 

なので、マムートのブーツについていた断熱インソールに切り替えます。
あるいは、スーパーフィートの冬季用インソールとかね！

 

それから、これは仕方がないのかもしれませんが、、、
クライミングシューズなみに履きにくいです。
かなりフィット感を意識しているのもありますが、靴紐（シューレース）を最大限にまで緩めないと、足が入りませんｗ
雪山ブーツとして現役で使っているモンブランGTXなどは、履きやすく、脱ぎやすいようにデザインされていて、それに慣れていたのですが、ファントムテックは着脱がかなりやりずらく、テントや山小屋の朝の忙しい時には、ちょっと慣れが必要かもですねｗ
※前モデルよりも紐が太くなっていて、プルタブという紐を緩めるプラスチックが無くなっています（故障が多かった！？）

 

スカルパの雪山登山靴　モンブランGTXとファントムテックを履き比べてみた

ということで、現行使い慣れているモンブランGTXと比べてみました。

 

サイズはどちらも４３で同じです。
ソールのビブラムのパターンもほぼ同じでしたね。

 

履いた感じは、同じようです。
おそらく木型が一緒なんじゃないでしょうか？（確認していませんが）
モンブランは多少履いているせいか脚に馴染んでいますが、ファントムもけっこうしっくりしています。
高さはモンブランのほうが高いです。ファントムテックは薄底なかんじですね。

 

そして、歩くと差が出ます。
モンブランGTXは馴染んでいるとはいえ、やっぱり硬い重登山靴です。
それに対して、ファントムテックは、足首が異常なまでに柔らかいです。
３シーズンのトレッキングシューズのような柔らかさですが、アッパーから下は硬いので、不思議な感覚ですね。
そして、軽い！

 

モンブランの重量は1035ｇです。
これに、ゲイターが入ることを考慮すると、ファントムテックは軽く片足400～500ｇくらいの軽量化になるんじゃないでしょうかね。

 

あとは、寒さにどのくらい対応するかですが、最近は、足用カイロなどというドーピング技も出てきましたしね(笑)

 

このあと、実際に雪山で使ってみた感想を追記していきたいと思います。

実際に山で歩いてみて（追記

やっぱいいですね！
もう、軽い！そして、ゲイターが思った以上にフィット感がよくて、ダボつきがなく、スリムです。
足回りがすっきりした感じですね。
寒さに関しても、今のところ、まったくといっていいほど問題なしです。（0～-10℃）
もうすこし冷気がくるのかとおもっていましたが、この程度の温度では寒さは感じません。
さらに冷えた時に試してみるつもり。
とりあえず、足首周りが柔らかいのですけど、下りで当たる部分もほぼなく、違和感がなく、今後、主力で履き続けるのは間違いないですね。。