スカルパのモンブラン プロGTXがかなり履きやすかった|今年メインの雪山登山靴

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雪山シーズン間もなくですが、スカルパの冬季用登山靴、モンブランプロを購入しました。
これ、相当に良靴になりそうです


完成度の高さと最強のコスパ|スカルパ雪山登山靴モンブラン!

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届きましたぁ!スカルパのモンブランプロ
今年の雪山用に、いろいろ思案していたのですが、最近の厳冬期登山靴は8万円オーバーが主流になりつつある中で、このスカルパのモンブランは6万円を切る値段でやってくれています。ロストアローに感謝!

さっそく履いてみました。
まず、スカルパの登山靴についてですが、細身ではありますが、多くの日本人の足に受け入れられているフィットだと思います。
ただ、夏靴をメインに履いていて、冬季用を履くのは、十数年ぶりでした。

余裕のある足幅とフィット感

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冬季用のブーツは概ね幅広に作ってありますが、私は右足が少々いびつで前のマムートのブーツもスポルティバのトランゴも少々違和感があり、長時間履くと当たっている部分が痛くなっています(ネパールエボはまぁ良かったです)。今回のスカルパのモンブランはそれよりもやや幅広な感じで当たり感がないです。
ちなみにサイズですが、私の場合はスニーカーで26cm、登山靴で26.5~27cmで、モンブランプロはEU43です。
上画像は中のインソールを取り出して並べたのですが、シューズ自体は余裕のある幅です。

 

考え抜かれた紐締め構造

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冬靴の場合、甲部の紐締めって、ほとんどびくともしないことが多いのですが、モンブランは甲部の締め付けがかなり簡単です。その理由には、金具に滑車がついていたのでした。これによって摩擦抵抗が軽減されて締め付けがスムーズになっています。

 

冬季靴のくせに着脱も容易

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ちょっとわかりにくいかもしれませんが、甲の部分にフックがあり、付け根がループになっています。
この構造により、甲部と足首部の締め付け具合が別々に調整できています。
それだけではなく、このフックの紐を外すだけで、シューズから足がすっぽりと外れますし、履くときもすっぽりとはまります。
玄関先やテント前でぎゅうぎゅうしながら脱ぎ履きした経験がある方ならわかると思いますが、これは快適です♪

 

モンブランプロのミニゲイタ


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モンブランプロは、ノーマルのモンブランGTXの足首部に、ラバー製のガードが付いています。
この目的は、スパッツでは防ぎきれない雪の侵入を防ぐためですが、保温効果もあります。
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フロントのホックで停めるようになっていて、2段調整式です。

 

インソールは入れ替える

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インソールについては、スカルパはやっぱコスパいいだけに、微妙としかいえません。マムートについていたアルミ断熱のインソールに入れ替えます。
おすすめの冬季用インソール

ペダック ビバウィンター

 

ワンタッチアイゼンの溝

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先端の溝。下のアウトソール部が少々台形になっていて、ワンタッチアイゼンの金具が比較的つけやすく、外れにくくなっています。

 

足首周りの柔軟性も良

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分厚い革がアッパーに使われていますが、足首周りはそれがなく、屈曲が比較的楽です。氷の上でアイゼンを効かせながら上り下りするには申し分ない柔らかさです。

 

モンブランプロを履いてみて、まとめ

まだ雪山で履いていませんが、あきらかに履きやすいことはわかりました。
そして、動きも良いせいか軽く感じます。EU43で実測1018gでした。
最近は脛部まであるゲイター付きの登山靴が多く見受けられますが、深い雪にはあまり対応できず、私はゲイターは別につけたほうがいいと思っています。
もちろん軽量化ではゲイター付きに軍配が上がりますが、一体になっているだけに取り扱いが面倒です。
モンブラン、モンブランプロに関しては、定価5万円代でこの靴の完成度なら文句なしですね。
雪山をはじめる1足目としても、おすすめできると思います。