登山やアウトドアで使える防水型のカメラを比較し、使い方などにわけたおすすめを紹介してみます。
デジカメはメーカー各社から防水・耐衝撃仕様などのアウトドアモデルが出ていますが、機能や使い勝手など、経験上気づいたことなどを考慮して選んでみたいと思います。
※STYLUS TG-4 Toughが2015/5/22登場
キャノン |
世界最深※25m防水を実現したアウトドアカメラ。屋外でも高い視認性を発揮する「3.0型液晶モニター」。晴天時の屋外でも、液晶画面が見やすい「液晶晴天モード」。操作しやすい、持ち運びやすい「レイアウト&薄型デザイン」。 |
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オリンパス OLYMPUS STYLUS TG-835 Tough |
ハードな撮影環境にも耐えるタフ性能に、高画質と高速起動を実現するiHSテクノロジーを搭載。旅の撮影で大活躍する高速アシストGPSや電子コンパス。フォトもムービーも高画質に同時撮影できるマルチレコーディング機能でアクティブシーンを確実に残す。 |
オリンパス(5/22新製品) |
F2.0レンズ、防水15m、防塵、耐衝撃2.1m、耐荷重100kg、-10℃、ハイスピードムービー、水中モード、GPS+電子コンパス、WIFI機能など |
ソニー サイバーショット DSC-TX30 |
スタイリッシュなデザインながら、防水・耐衝撃のタフネスボディ。幅広いシーンで使いやすい。広角26mm×光学5倍ズーム。さらに、10倍相当の“全画素超解像”ズーム。最大画像サイズ(18M)&メカニカルシャッターで、秒間10コマの高速連写。ブレを抑えて、くっきり撮れる「光学式手ブレ補正」 |
リコー RICOH WG-4 GPS WG-5 GPS |
WG-5 GPSが2015年3月に発売になります。これはいいです!F2.0の明るい開放値。デジタル顕微鏡モードも搭載! |
ニコン COOLPIX AW120 |
オープンウォーターライセンスに対応する水深18mまでの本格防水カメラ。風景や記念写真をダイナミックに撮影できる24mm相当からの高性能NIKKORレンズを搭載し、薄暗い室内や海中でもf/2.8の明るいレンズなら感度アップが不要。ノイズやブレの少ない、キレイな写真を実現。さらに、GPSに加えGLONASS対応により、位置情報の取得スピードと精度がアップ。撮った写真の撮影地や地名を、カメラの世界地図上により正確に表示。撮影した画像をスマートフォンへワイヤレス送信できるWi-Fi(R)機能も内蔵。また、撮りたい瞬間を逃さない約0.13秒の高速AFを採用、構図を大きく変えてもすぐに被写体にピントを合わせるプリAFも新採用。 |
富士フイルム FinePix XP70 XP80 |
水中や衝撃など厳しい環境でも使える、光学5倍ズーム搭載カメラワイヤレスでスマホやパソコンに画像をカンタン送信。臨場感あふれる映像撮影をサポート。新アクションカメラモード搭載。高画質1640万画素CMOSセンサーと光学式手ブレ補正を搭載。動画と静止画に使える新アドバンストフィルター強い日差しの下でも見やすい液晶モニター |
アウトドアや登山、スノースポーツ、マリンスポーツなどで活躍する防水コンパクトデジカメたち。これらは野外のフィールドで使いやすいようにデザインされていますが、こと、山、登山に関していえば、開発者さんわかってるの?って言わざるをえないデザインのものもあったりします。今回は、それらの中でも最も優れていると思える5機種を選んで評価してみましょう。
ただし、コンパクトデジカメですが、昨今のシャッター機能や画素数などの高性能化は目に余るものがありますので、それらの機能については度外視します。
つまり、写りではなく、使いやすさを優先的に見て行きたいと思います。
以下、重要なチェック項目を見ていきましょう。
コレは、アウトドア仕様としては必須といってもいいでしょう。
耐衝撃については、衝撃仕様にするとどうしてもごっつい形のスタイルになってしまい、好き嫌いが出るところですが、ソニーのサイバーショットだけは、不思議にふつうのデジカメスタイルを守っています。
衝撃デザインを前面に押し出しているのがリコーのWG-4でしょうね。
他は比較的シンプルにまとめているようです。
いずれにしても防水性はあたりまえ。
あとは、バッテリーやSDカードを入れるフタの締め忘れやロックが対策されているかどうかでしょう。
以前カシオのGショックデジカメを使ったときには、バッテリーケースのロックが安易過ぎて、閉め忘れによる浸水を経験しましたので、そういう忘れっぽいところをうまくカバーしている仕様になっているかどうかがポイントだと思います。
これは、単なる見た目の良さではありません。
まず、ほとんどの機種がカメラのレンズが左上に付いていることに着目してください。
これは、レンズが真ん中についていると、グローブや手袋をしたときに指が写ってしまうからだと思います。当然両手で持つときは、左手がレンズにかからないようにしないといけませんが。
要するに、グローブや手袋をはめたときにでも、しっかり操作性を考えているかどうかです。
レンズ位置以外では、もっとも大きなチェックポイントは、シャッターボタンです。
ボタンは、大きいほうが、グローブの上からでも感触が分かります。
小さいボタンだと、とくに半押し状態というのはまったくわかりません。
おまけにスキー場など雪のある場所などは、液晶ファインダーがまったく見えないこともありますので、ピントが合っているのかを確認するのも分かりにくいですね。
なので、ボタンは大きいほうが有利なのです。
この点でいえば、キャノンのPowerShot D30がボタン操作性は良いということがいえますね。
通常はケースに入れて、イザというときにスッっと出してシャッターを切る。そのためにも軽量でコンパクトであるというのは理想的です。
ソニーのサイバーショットDSC-TX30は、一般的なデジカメを防水仕様にしていて、使い方も限られますが、それゆえに、目的がマッチすると非常に使い勝手が良いものになります。
5種のなかではもっともコンパクトで、重さも140gで軽量。
ザックなどに取り付けるのもよいし、ポケットに入れておくのもいいです。
次いでフジのFinePix XP70・80が179gと軽量。
こちらは片手で操作も想定したデザインで、かなり使いやすさを追求したデザインだと思います。
ポケットに入れて使う場合は軽量、リュックなどにつける場合もコンパクトがいいですが、あまりに小さいと、スキーや山などでグローブをしての操作が困難になります。
これも重要です。とくに2泊以上アウトドアで過ごす場合は、予備バッテリーを持っていくかどうかも考えるところです。
バッテリーの持ちは、一概にはいえませんが、各メーカーの撮影可能枚数というところで分かります。
これは一定の基準のものにテストされているので、公平な値としてみることができます。もちろん、屋外の寒冷下においてはバッテリーの消耗も激しいです。
基本的に、すべての製品が-10℃まで対応しています。
しかし、これも落とし穴で、実際に-10℃の環境下で、動作しなかった機種もいままでありました。
あくまで参考です。
バッテリーを冷やさないというのがとくに重要ですので、ポケットに気軽に入るサイズというのは、ある意味低温化でも有利ということがいえます。
最近はヤマレコなどに投稿する人も多いと思いますが、GPS機能がついていれば、わざわざ指定しなくても、写真に位置情報が加わります。
これによって、グーグルマップや記録などの汎用性がでます。
しかも、GPSがあるということは、デジタルコンパスも使えます。
また、地図機能との連携もよく、歩いたルートのログがとれたりするカメラもあります。
ニコンのCOOLPIX AW120は、本体に地図も内蔵されてあり便利です。
wifi機能があるとPCなどに画像を移すときに便利です。
いちいちSDカードを抜き差ししてパソコンにインストールする手間が省けますがそれだけではありません。
フタの開閉を行わないので、フタの締め忘れなどによる浸水事故の可能性も低くなります。
すべてファインダーがありません。液晶画面による撮影になっています。本当はファインダーがあったほうが何かとうれしいのはわたしだけでしょうか。この液晶ですが、だいたい3型が基本です。ソニーのサイバーショットだけは、タッチパネルに対応しています。
オリンパス | フジ | ニコン |
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1600万画素 | 1640万画素 | 1605万画素 |
重量214g | 重量179g | 重量213g |
10m防水/耐衝撃 | 10m防水/耐衝撃 | 20m防水/耐衝撃 |
連続撮影300枚 | 連続撮影210枚 | 連続撮影350枚 |
動作温度-10℃~ | 動作-10~40℃ | 動作-10~40℃ |
GPS・電子コンパス・ログ | GPS無し | GPS・電子コンパス・地図 |
寸法110×67×28mm | 寸法104×67×26mm | 寸法110×66×26mm |
wifi機能なし | wifi機能あり | wifi機能あり |
液晶3型 | 液晶2.7型 | 液晶3型 |
キャノン | リコー | ソニー |
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1210万画素 | 1600万画素 | 1820万画素 |
重量218g | 重量236g | 重量140g |
25m防水/耐衝撃 | 14m防水/耐衝撃 | 10m防水/耐衝撃 |
撮影枚数300枚 | 撮影枚数240枚 | 撮影枚数250枚 |
-10~40℃ | -10℃~ | -10℃~ |
GPSなし | GPS・電子コンパス | GPSなし |
寸法109×68×28mm | 寸法125×65×32mm | 寸法96×59×15mm |
wifi機能なし | wifi機能あり | wifi機能なし |
液晶3型 | 液晶3型 | 液晶3.3型タッチパネル |
記録やログをとらなくても、簡単シンプルにカメラを楽しみたい派
美しい画像が定評のキャノンが手がけた防水デジカメは、片手やグローブをしたときの操作性と意識したとしか思えないほどのすっきりとしたシンプルデザイン。機能性も充実し、ますます使いやすくなった一品。
機能性★★★
操作性★★★★★
コンパクト性★★★
バランス★★★★
フジフィルムのハンディ操作がらくらくなスタイリッシュデザインの防水デジカメ。この性能でこの価格はちょっと安すぎない!?
機能性★★★
操作性★★★★★
コンパクト性★★★★
バランス★★★★
高機能を維持しつつタフに扱いたいアクティブ派
タフシリーズの決定版!オリンパスといえばタフの防水カメラで有名だが、進化もここまでくれば申し分ない。長年の実績が活かされたカメラ
機能性★★★★
操作性★★★
コンパクト性★★★
バランス★★★★
防水デジカメとしてはやや地味な感じだが、機能性は高い。よく考えられたカメラで、操作性も悪くない。バランスのとれた防水デジカメ
機能性★★★★
操作性★★★
コンパクト性★★★
バランス★★★★
メカ好き機能大好きなアウトドア派
内容がどうであれ、欲しくなってしまう、遊び心をくすぐる一品。実際に、ちょこざいな機能も満載で、メカ好きには最有力。一つ下の機種でWG30が発売されたが、WG40GPSの登場も期待したいところ
機能性★★★★★
操作性★★★
コンパクト性★★
バランス★★★
普通のデジカメとしてマルチに使いたいコンパクト派
常にポケットやカバーに収納して、普通に使えるモデル。実際にこの形で防水と耐衝撃性能があることじたい驚きだが、それゆえに使い道の幅が広がりそう。
機能性★★★★
操作性★★
コンパクト性★★★★★
バランス★★★★
携帯コンパクトなソーラーパネルの充電器を手に入れました。長い縦走登山など山で使えるソーラーチャージャーがあれば、スマホのバッテリー問題は解決します。でも、ソーラーチャージャーって、充電にものすごく時間がかかるし、天気悪いと使えないんでしょ?そう思って敬遠していたのですが…
あなたは何派?!シンプル・スタイリッシュ・多機能・高級・マルチアウトドア・・・高度計やコンパス、気圧計が付いた時計はもはや標準となってきました。それに加え、心拍系やカロリー、万歩計機能など、そしてGPS搭載機の登場により地図機能やトレース機能が備わった腕時計もあります。最新はスマートウォッチなる次世...
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GoProがやたらに流行っていますが、日本製のウェアラブルで言えば、パナソニックのウェアラブルカメラが注目です。バラエティ番組「逃亡者」のハンターがつけていたあれです。私も実は、初代のHX-A100というのを使っていましたが、なんと! バッテリーボックスレス&コードレスの新型がでているじゃまいか!
ヤマギアではないんですが、ギア好きの身としては、surfaceタブレットに憧れます。現在最上位はsurface pro3ですが、今回発表されたsurface3はそのコスパ版ということで、間もなく発売されるようです。Ipadとはまた違ったフォルムがかっこよく、最軽量となるモバイルタブレットということで...