ドライQエバップ vs ゴアテックスパックライト|軽量レインの実力を計る

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マウンテンハードウェアのドライQ素材を使ったレインウェアは軽量で、透湿性が高いと評判です。
とくに、レインウェアの場合は、薄くて通気性があることが最たる条件だとおもいますが、今回は、マウンテンハードウェアのドライQレインウェアの実力を試すべく、実験をしてみます。
対象として、類似素材としてゴアテックスのパックライトと比較体感してみました。
※あくまでも体感実験ですので、その点参考程度にお願いします!


ドライQエバップとゴアテックスパックライト実験開始

ドライQの素材については、先のマウンテンハードウェアプラズミックジャケットの記事で書きましたのでここでは割愛します。
実験は、簡単です。

 

レインの裏側まで水浸しにして、それを着て、快適&乾き具合を確認するだけです。

 

そう…、この真冬の寒い時期にΣ(゚Д゚)

 

本日の気温5度。雨上がりの曇りで湿度もあります。

 

ちょうど、雨の高山を汗だくで登った頂上のような状況にうってつけじゃないですかぁ!
( ̄□ ̄;)ガーン

 

では、はじめます

 

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じゃばばばばば!!

 

濡らして。。。
これを…着る!! >┼○ バタッ

 

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でも、新しいせいもあるのか、かなり表面は弾いています。
そして内側もあまり濡れているような感じがないです。
防水透湿メンブレンは通常内外の湿度差で透湿が始まるのですが、マウンテンハードウェアのドライQエバップは、砂の蒸発の特性を活かして、水分を裏地がしっかり吸収してから透湿させていくといいます。

 

フリースの上からそのままはおって、1時間観察します。

濡れたドライQエバップを体温で乾燥させる

着はじめ
濡れているものを着るときの瞬間って、あの、雨の中を歩き出すときとおなじですが、なにせ、街でこれやるのははじめてw
でも、ドライQエバップは、あまり水滴がないので着た心地はそれほど悪くないですね。

 

15分後
さすがに、中の湿度が高いので、袖のあたりなど、肌着が湿気てきます。
しかし、裾や襟などもうすこし濡れるかなとおもったけど、逆に乾燥してきました。
そのまま湿気の多い○亀うどん屋さんへ向かいます(昼メシ^^;)
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40分後
かなり裏側は乾いた感じです。体内は湿度がありますが、裏地を触ると、部分乾き、内部のほうは若干しっとりしています。肘のあたりは空気の出口がすくないので、まだ濡れている感じがあります。

 

1時間後
けっこう乾きました。
完全に脱いで裏返します。フリースは肘のあたりや背中の毛先が若干まだしっとりしていました。
メンブレン側は完全とはいきませんが90%くらいの乾きでした。

 

ゴアテックスパックライトの場合

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じゃばばばばば!!(2回目)

 

こ、こんどは、マジぬれそう!ヾ(゚д゚)ノ゛
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ぐ、ぐわぁ、、ビタビタ・・・

 

着ました…
実は、このパックライトシェルはハードシェル(冬季使える)なので、若干ナイロン生地の厚みがあるのと、新品じゃないので、袖口や裾などが、しっかり水を吸っています。着心地がガチで気持ち悪いですww

 

30分後
こちらも中がムレムレで、肌着もしっとりしていますが、意外にかわいてきました。
もちろん、ジッパーは締め切って、裾なども絞っています。
肘の部分がやはりしっとりですね。

 

1時間後
脱いで見ました。
意外や意外。けっこう乾いていました。80-90%くらいでしょうか。
パックライトシェルはドライQエバップと違い、単に、ゴアテックスのメンブレンに保護のコーティングをしているだけなのですが、透湿素材の機能はしっかりでした。やはり脱いだとき、背中や肘など、換気がないところは湿っていましたが、裏地そのものは、けっこう乾いていました。

 

ドライQとゴアテックスを水濡で試した感想

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今回の感想としましては、ドライQエバップがやはり透湿は若干高いかな、という感想ですが、これは、比較するゴアのアイテムが生地の厚みや新品じゃないという点で、なかなか断言はできないとおもいます。
それと、着心地がドライQはよかったです。水を裏地の表面に吸い込ませる(染み込ませる)ので、跳ね返りの水分がすくない、という点でしょう。当然夏場はシャツ1枚にレインウェアという形もあるので、着心地は重要ですね。
しかし、意外だったのが、ゴアテックスパックライトもかなり乾いていたことです。濡らしたときはビショビショ感満載だったので、パックライトの性能も確認できました。ただ、経験上、ハイクアップして大汗かくと、内側が水滴になるので、着心地が課題といったとこでしょうか。

 

しかし、もう一つ確認できたことがあります。
それは、素材の透湿性よりも、あきらかにベンチレーションのほうが重要だ、ということです。
今回は、袖や裾回り、確認のためにジッパーを開け閉めしていた胸回りが速攻で乾きました。
そして、1時間経っても乾いていなかったのは、空気の循環がない肘の部分と背中です。
これでいえることは、空気の換気が一番の乾燥効果があるということです。
なので、脇の下のベンチレーションジッパーや、ポケットがメッシュで通気があるというデザイン構造こそが、レインの性能を向上させるものであると。
つまり、最高の肌触りで、最高の透湿性で、最高のベンチレーション(換気)デザインがあるレインウェアがよい、ということでしょうか。

 

ゴアテックスの進化系

今回比較させてもらったパックライトですが、ゴアテックス社からは2015年からは、肌触りと透湿性が各段に向上したC-KNITとう新テクノロジー素材が出ています。これは、メンブレンの裏地に、なんとパイル状の起毛ナイロンをライニングしたというう着心地と軽量化、透湿性UPの新素材です。どんなものが出てくるか、楽しみですなぁ♪

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