まず軽いです。
そしてストレッチ性があります。
正直な感想ですが、
今までのどの雨具よりも、さわやかに着れた
と思っています。
とにかく生地が薄く、おまけに肌触りもさらっとしているため、
あの濡れたときのジメジメ感とかが少ないです。
そして撥水力も高く、以前の雨具のように濡れて重たくなったりもないですね。
雨の降るとき以外はたいていお荷物であるので、軽さのメリットはやはり大きいです。
最近はゴアのプロシェルやパックライトなどの良い雨具もありますが、
軽さと快適性ではファイントラックさん、やりますね・・・フフフ
パンツ186g ジャケット261g 合わせて447g(メーカー公表値470g袋込)
当然劣化という問題がありますが、フォトンは薄いので余計に心配です。
とくに、ストレッチ性のある防水素材は、加水分解による経年劣化が激しいです。
フォトンに使われているエバーブレス・メンブレンという防水透湿素材は、劣化をおさえつつ、130%まで伸び縮みする素材なのだそうです(メーカー)
とはいうものの、
問題は使い込んでくるとどうなのか?ということ、でそ!?
ではチェックを。
劣化チェック
確かに、亀裂などの部分はないようです。
とくにザックが食い込む肩周りなどは入念にチェックしましたが大丈夫そうです。
けっこうあちこち引っ張ってみてわかったことは、裁断ごとにタテ伸びと横伸び(生地のストレッチ自体は2方向にしか伸びないようになっています)で交互に張り合わせて、強度と縦横の動きを維持しているようです。
※その後、内側ポケット部分に亀裂が入りましたが、直接防水性に関係ない部分でした
ほつれ・はがれチェック
生地の縫いつけ部分や裏面のシーリングの剥がれなどもありません。
でも・・・
毛玉!?
ただ、肘の部分が使い込んでいて、毛玉になっていました。
雨具で毛玉ってはじめてかもw
まぁ問題なし!
やってみました。
よくある、シャワーをかけて防水してます!的なのはNGなので、
洗濯ばさみでフォトンを吊って、その上から水を流し込みますw
水が雨具に溜まってきたら、そのまま放置!
40分くらい放っておいてみました(笑
どや!?
うぉおおお!まったくもれてヘン!
けっこう使い込んだ雨具だったんだけどw
さすがに40分浸されると撥水はせずに表面は浸透してますから、まさにメンブレンの防水の威力が維持されてるってことですね
Finetrack フォトンジャケットには、ハンドポケットがありません。
これを不便ととらえるかどうかは人によりですが、
降雨時にポケット、使わない身としてはある意味正解かと思います。
サングラスや袋など小物はチェストの内ポケットで十分つかえます。
パンツのほうです。
フォトンパンツも超がつくほど軽く、脚上げも良好です。
ただ、多くのレインパンツのように、裾にジッパーがついてなくて、
太ももあたりから膝下あたりまでの長さで両脚外側にジッパーがつけられてあります。
これは、湿気が多い雨の中、ベンチレーションとしては最適で、歩いていて勝手に換気され蒸れと熱を放出してくれます。
ただし、裾までジッパーがないため、登山靴を履いたままパンツを履くのはけっこうコツがいります。
メーカーの説明によると、
①いったん履くときにベンチレーションジッパーから足を出して、
②再度、裾を捲り上げてそこに靴先をいれて履く、
というややこしさ。
慣れると、まぁ、できなくはないのですが、立ってやるのはちょっとバランスが必要です。
ためしに大き目の4シーズンシューズで履こうとしましたが・・・
靴が大きすぎて履けないじゃんw
ジッパーをももから裾までフルオープンにしてほしかったぜ(o_ _)ノ
もしこのシステムが合いそうに無いなら、
パンツはモンベルのストームクルーザーにしたらいいでしょう。軽さもほぼ同じです。
ストームクルーザーのジャケットも良品で超軽量なので、フォトンと対抗できますが、
フォトン:ベンチレーション モンベル:ポケット という差は、ベンチレーションに軍配かなと思いますね。
今後の課題
かってに課題にしてますがw
あとはカラーリングとかでしょうかね。
もうすこしラインナップ増やせるといいかとおもいまっせ♪
こんなこと書くとまた怒られそうですが、あえて。ミズノのベルグテックの雨具・レインスーツを先日の記事ミズノのベルグテックがそんなに良いわけ?|レイウェア入門で書きましたが、さっそく雨登山で実感できたことを書きたいと思います
アマゾンのレインウェアの人気モデルの中に、ミズノのベルグテックがダントツで人気があるようです。ミズノのベルグテックEX/ストームセイバーVレインスーツは、ミズノ独自開発のベルグテックという防水透湿素材を採用したゴアテックスに変わる超撥水ウェアのようですが・・・思い切って買ってみました♪ミズノ MIZ...
今季から、ゴアテックスの新しい素材を採用したレインウェアが登場します。ゴアテックスC-KNIT(Cニット)は、ゴアテックスパックライトシェルに変わる、新しい軽量と通気性を備えた薄型シェルです。C-KNITは、従来のコーティングではなく、裏地に丸編みのニットを採用するという大胆な開発をおこない、ソフト...
初めてマウンテンハードウェアのレインウェアを手に入れました!プラズミックジャケットです。フリースやソフトシェルはバツグンですが、マンハーの透湿防水素材のドライQを一度試してみたかったのです!しかも、今回は、ドライQとエバップを組み合わせた速乾特化のレインウェアです!
マウンテンハードウェアのドライQ素材を使ったレインウェアは軽量で、透湿性が高いと評判です。とくに、レインウェアの場合は、薄くて通気性があることが最たる条件だとおもいますが、今回は、マウンテンハードウェアのドライQレインウェアの実力を試すべく、実験をしてみます。対象として、類似素材としてゴアテックスの...
イラストby finetrackレインウェアのFinetrack エバーブレス フォトンは、日本ブランドファイントラックの登山用雨具としてブレイクしました。一様にゴアテックス素材をトップラインナップに上げる他社メーカーをよそに、ファイントラックは独自素材をつかってこのレインアイテムを作り出しましたが...
ノースフェイスのレインウェアといえば、レインテックスですね。もう何年前からあるのかすら忘れてしまうほどの定番雨具です。そのデザインも、ゴアテックスのレインジャケットというイメージを定着させた元祖です。上の写真は15年以上前のレインウェア。かわってないでしょ!一応、初心者の方の為にご紹介