こんなこと書くとまた怒られそうですが、あえて。
ミズノのベルグテックの雨具・レインスーツを先日の記事
ミズノのベルグテックがそんなに良いわけ?|レイウェア入門
で書きましたが、さっそく雨登山で実感できたことを書きたいと思います
まずミズノの名誉の為に言っておきますが、このコスパにしては納得できる雨具です。
レビューはほとんど初心者系な方だとわかります。
今回山で使った初日から撥水は落ちました。
しかもナイロンが水を吸ってシワになっています。
新品初日でしたが、メンブレンとナイロンがきれいに接着されていないのでしょうか?せめてソレはやめて欲しかったですね。
でもね、まあ、ノーマルです、こんなもんですよ・・・
ただ、PRがあまりに底上げしすぎです。
レインウェアでは撥水は非常に重要です。撥水力が落ちると透湿性も損なわれます。
そして、この撥水が最も弱くなる部分があり、たいていはそこから防水性も失われてきます。
それはおもに、ショルダーベルトが当たる肩の部分、何度も足を上げて擦れる膝の部分、歩くたびにこする靴回りなどの磨耗の大きい部分です。
こういう部分はいくら撥水力が高くても必ず消耗してきます。
なので、100回洗濯でも撥水が落ちないというのはちょっとアレです。
一般のユーザーが受ける洗濯という印象と実験でいう洗濯とは明らかに違いがありますし、誤解があります。確かに撥水力が高いのは分かりますよ。
ベルグテックの透湿性は、約16,000g/m2/24hをたたき出しています。これを見たときはかなり魅力的でした。
しかし実感では、透湿性がそんなに高いか?って感じでした。あくまでも実感ですが、他のメンブレンを圧倒する透湿感はなく、そこそこ感でした。
なんでしょうこれ。実験のやり方がわかりませんが、メンブレンにはりついているナイロンが問題なのかもしれません。
それから、透湿ウンヌンの前にもっと重要なことがあります。
それは生地の薄さです。雨降りといえば6月の梅雨。この時期を雨具を着て歩くということに生地厚めの保温性の高い雨具は、もはやNGということがいえます。
抜けが良くても、暑くて発汗量が増えれば意味がありません。
なので、最近はゴアのパックライトやドライQエバップのような薄いメンブレンが流行っているんですけど。
むしろポケットやジッパー部のウインドフラップやフードのゴムのプル操作性の悪さでした。
止水ジッパーや片手操作のプルゴム、ダブつかないパンツのフィットやフードの収まり感、など最新鋭の雨具に慣れてしまうと、「従来型」には後戻りできないですね(汗
フラップのマジックテープとジッパーの操作感の改善
フードのゴムの引きやすさの改善
フードのデザインの改善
ポケット部はフラップ・マジックテープを減らす
パンツは横風が吹くとバタバタしそうだから、もうすこしスリムに。
手首まわりの改善、縫い目も気になる。
などでしょうか…よろしくお願いします。
ここはあえて心を鬼にしてミズノの発展のために言いますが、いい素材あるんだからもっと上位アイテムを作っておくれということです。
貼り付けているナイロンが時代に取り残されつつあります。撥水性と透湿性が発揮できるものをお願いします。そして、デザインが終わってます。
もうちょっとスマートに行こうよ。
ダメダシのようにいってますが、コスパを考えれば良い雨具です。今後に期待したいところですが、いまのところ、
ベルグテックレインウェアは初心者向けエントリーモデルで間違いない
という体験結果でした。
こんなこと書くとまた怒られそうですが、あえて。ミズノのベルグテックの雨具・レインスーツを先日の記事ミズノのベルグテックがそんなに良いわけ?|レイウェア入門で書きましたが、さっそく雨登山で実感できたことを書きたいと思います
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