ベーシックでオールラウンダーのスポルティバ・ミウラー

ミウラーはスポルティバの中でも随分と古くからあります。
私がボルダリングやクライミングを始めていたころは、まだ８０００円くらいで売っていたような記憶がありますが、今は２万円を超えてきました…（汗
それはさておき、ミウラーの人気は底堅く、けっこう登るクライマーの中にはミウラーを履いている人は多いんじゃないでしょうか？
実は私も、ミウラーのファンであります。
スポルティバの中でもどこか偏った特徴があるわけでもなく、その靴の形は独特です。
メーカーサイトにも、オールラウンドに使えるというＰＲをしています。
しかし、細部は、他のシューズのほうが性能がよかったりするのです。
でも、なぜか人気。

 

ボルダーブーム到来｜ファイブテンからスポルティバへ

だいぶん前の話です。
私はとにかくクライミングやボルダリングをしていた初期の頃はファイブテンをメインに履いていました。
しかし、ボルダーブームの到来で、ムーブがアクティブになってくると、当時のファイブテンではヒールフックがどうしても甘く感じていました。
そして、あるとき、ヒールをかけた瞬間に、シューズが脱げてしまうという事件がおこりました（笑
まさかのファイブテン…
決して5.10を悪く言うつもりはないのですよ。いまでも、素晴らしいシューズを作っていますからね。
ただ、そのときから、ミウラーを履いてみることにしたんです。

ミウラーはヒールとつま先感覚が最適

ヒールはスポルティバ独特の形状で、実は私のカカトはミウラーを履くと若干隙間ができています。
にもかかわらず、初段くらすの渋いスローパー課題のヒールでも、けっこう食いついてくるんですよね。不思議。
そして何より、激小さい結晶ツブのようなフットホールドにも乗ってしまえます。花崗岩のスラブのスメアなど若干苦手なところもありますが、これですら、平均点以上ではないかなと思うんです。

プロも履くミウラー｜足にフィットすれば最強の理由

私はミウラーというクライミングシューズの相性がかなりピッタリだったようです。
ミウラーが私のつま先の感触にこの上ない安定をもたらせてくれました。
その後、ミウラー以外のスポルティバ、たとえば、ソリュージョン・テスタロッタ・コブラなどという名門シューズももちろん履いたのですが、どういうわけか断然ミウラーが一番だと感じました。
ソリューションも悪くは無いのですが、生岩メインの私にとって、立ちこみなどがミウラーほどクッキリしないというか…これはきっと相性があるのでしょう。
ミウラーを主力にはいているプロクライマーも多いです。
岩場で、やはりミウラーを履いているクライマーを見ると、なぜか共感します。
「そうだよねー、やっぱりミウラーですよね♪」　
みたいなｗ

 

ミウラーとミウラーＶＳの違い

ミウラーＶＳがでたときは、これはいいんじゃないか！と思いました。
だって、クライミングジムなんかでは、シューレースの紐靴は脱ぎ履きが面倒なんですものｗ
でも、ミウラーＶＳはやはりミウラーとは別物でした。
ジム仕様になっているようですが、なんていうんでしょうかね。
足のポイントが滲むんですよね・・私の場合。
ミウラーウーマンはわかりませんけどｗ

 

ミウラーはすこしづつ改良されている

昔のミウラーを知っているものとしては、ミウラーが徐々に改良されていると思います。
良くなっているかといえば、良くなっています。
ほとんど変化のない感じなんですけどｗ
あとは、基本的に手作りハンドメイドですので、同じミウラーでも若干違います。
私などは、クライミング全盛期は、ミウラーが４足も５足もありましたが、ひとつひとつ比べると、若干違いがありました。
もし、これは！とおもうフィット感を感じれば、それは本気靴として、長くつかっていったほうがいいでしょう。
また、何度かソールの張替えを行うことで、だんだんしっくりと足に馴染むようになってきたりします。

 

あなたがもしミウラー派の可能性があるなら、ソールの張替えは、少なくとも２度以上やってみてください。
そこから、すごくフィット感がでてきたりするかもしれませんよ♪