エディーバウアーというブランド名くらいは知っていましたよ。
当然フリースやダウンジャケットもあるのですが、いかんせんカジュアルすぎて山ギアの対象とはなり得ないものだと・・・。
しかし、実は山専用のハイエンド装備を出していたんですねー!!(目からウロコ
ということで、エディーバウアーの使えるダウンジャケットのレビューをして見ます
エディーバウアーはアスリートに特化したシリーズ、ファーストアセントというラインナップしているのをご存知でしょうか?
通常のカジュアルウェアと違って、機能的で軽量かつ快適に体温コントロールする、エディバウアーの最先端ウェアといっていいでしょう。
その中のひとつ、マイクロサームダウンジャケットを紹介します。
ダウンジャケットのロフトとなるキルトパターンがかなり小さくて、見た感じですぐにスポーツタイプだとわかるのですが、実際に着ると立体的にデザインされていて、フィットがスリムです。
タグにはバングラディッシュ製(ブランドはアメリカ)。フェザーは少なめ、実際にダウンを触ってみると、極薄のナイロンで、ダウンのロフト感があまりありません。本当にこれでダウンジャケットなのか?というくらいのペラペラ感を感じました。
試しにダウンジャケットを透かしてみると、確かに羽毛は入っていました(笑
ただ、ロフトに詰ったダウンに多少バラつきがあるようです。
ロフトが狭いおかげで、大きなヨレはありません(ロフトが大きいと、片寄れを起こしやすくなります)
ところが、着用すると、フィットもあるせいか、見た目以上に暖かいようです。
ダウンは撥水加工をした800フィルパワーのダウンを採用しています。
ポケットは外側の両サイドハンドポケットの他に、胸の内ポケットはカメラや音楽プレイヤーが入るようなポケットのほかに、サングラスやゴーグルががっつり入りそうな深い内ポケットが二つあります
胸の内ポケットにはなにやらループ紐が見えましたので、これはもしや!と思い、裏返しにしてジャケットを押し込んでみますと…
やはりポケットが収納袋になりましたw
公式サイトには何のインフォメーションもありませんが、すごくコンパクトで、予備装備としてもかなり有効に感じます。
これはいい!
重さを測るとなんと!229g(ウィメンズPSサイズ)。
なにこの軽さ!
ジャケットは、ウェストの横、脇下から肩甲骨あたりがフリースのジャージー素材のハイブリッド構造で、クライミング中でも腕上げによるジャケットのずり上がりを解消しています。そして、通気性もあります。
つまり、完全に動きと発汗を意識したデザインで、行動中に着るものだということですね。
雪山やウィンタースポーツのミッドウェア、春秋シーズンのアウター、夏山の予備装備として、かなり使えそうですね。
ダウンジャケットにしては薄いのでアウターシェルとの重ね着もかさばらないです。首元もしっかり保護しています。
これだけのデザインですが、残念ながら、縫い目の処理などが少々雑な感じがします。これってたまたま!? 機能的には問題ないですが、細かい人は気になるかもしれません。場合によっては使っていくうちにリペアが必要になるかもしれませんね。
公式サイト(オンラインショップ)のほうでは、返品保証があります。
ただし・・・
これで定価が21000円(税別)だと!?
ちょっと他では考えられないくらいお安い本格ダウンジャケットになっています。まぁこのコストパフォーマンスなら縫い目の処理などの部分は仕方ないのかもしれませんね。
エディーバウアーのファーストアセントのほかのダウンジャケットやフリース、ソフトシェルジャケットなども、ほとんどが20000円を切るようなお値打ち価格になっています。
エディーバウアーのアスリート向けに特化したファーストアセントは、こんな人におすすめです!
・アウトドアの延長で山やスキーなどアクティブに行動したい人
・自分は本気だけど、家族向けにちょっと本格的にウェアを取り揃えたい人
・実際に続くかわからないけど、登山や雪山をはじめたい人
などなど、基本、入門者向けにはおすすめ!
値段も求めやすくて、かつ、本格的なので十分機能してくれると思います。