個性的なデザインで根強いファンを生むグラナイトギア

グラナイトギア,ザック,パック,登山,クラウン,ニンバストレース,LEOPARD,評価,口コミ,レビュー

バックパックの名門ブランドとして、最近日本でも有名になってきたグラナイトギア。その奇抜なデザインとシンプルな構造、そして落ち着いたカラーリングのザックは確かに魅力的です。ベイパートレイル・ヴァーガ・クラウンといった60Lクラスの軽量大型パックは人気!今回、主力で使っているこの大型ザックをレポートしてみます


まず、グラナイトギアですが、雑誌などでもよく取り上げられていますので有名になっていますが1986年に生まれのアメリカのブランドです。
ザックをメインに作っている会社で、手がけるアイテムのどれもが奇抜で、他社の似たり寄ったりのザックをよそに、斬新なアイデアのパックを作り続けています。
私がこのザックを使い出したのは5年ほど前ですが、そのときも、ちょっと衝撃的でした。

 

落ち着いたトーンの中に秘められたもの

まず目を引く落ち着いた配色のザック。
(パターンを一貫してだしていますので、そうとうにポリシーをもったブランドだと思います。)
このカラーリングに目を奪われて背負ってみたのが、ザックの雨フタが無いタイプのベイパートレイルでした。
グラナイトギア,ザック,パック,登山,クラウン,ニンバストレース,LEOPARD,評価,口コミ,レビュー

 

わずが900gで59L?

ホントです。このザック、1kgも無いのに、容量が59Lあります。
だからといって、サブザックのように透け透けの極うすナイロン張りのペラペラザックではないのがすごい!
ヴァーガ(バーガ)やクラウンVCもそうなのだが、とにかく軽さを追求しています。
生地は底部と、背面ラインのテンションがかかるところを強度のあるナイロンコーデュラ、あとは薄型のリップストップナイロンを使っていますね。
メッシュポケットは深くて大きいのが特徴で、使ってくると若干ヨレてくるものの、縁に縫いつけラインをはわせてあるために、ヨレヨレにはなっていない。
ベルトは写真ではノーマルなものだが、現行では、かなりスリム化してあり、軽量化しています。

 

ザック グラナイトギア ザック グラナイトギア

背負ったときのフィットが抜群

通常、軽量パックの弱点は、背負い心地とフィット感です。
この点を、完全にクリアしているザックはグラナイトでしかないのか!
ほんとに、背面はフィットして申し分ないし、
このパッドによって、思ったよりも荷物をパッキングしやすく、自立もしています。
(背面のデザインは、現在かなり工夫されていて、ベンチレーション・背中のアーチともさらに向上しています。)
ウエストベルトも太く、がっちりホールドしていて、重荷を腰に分散してくれる。
ショルダー部分も肩全体になじんで食い込むことはない感じ。
飯豊連山に3泊くらいの縦走したときも、肩の疲れは気にならなかったので。
基本的な構造はグラナイトのたいていのパックとも同じようですね。
グラナイトギア,ザック,パック,登山,クラウン,ニンバストレース,LEOPARD,評価,口コミ,レビュー

 

パッキングにはコツがある

このザックはやはり大型なのだが生地が薄めなので、パッキングのときは少しコツがあります。
まず、これは、どのザックも基本なのだけど、
シュラフは袋に収納せずに、ザック底部に隙間無く押し込んでいく
ことです。
そして、
エアマットを周囲に這わせる
のです。
グラナイトギア,ザック,パック,登山,クラウン,ニンバストレース,LEOPARD,評価,口コミ,レビュー
(写真では防水パックを入れてませんが通常は防水パックを入れてからです)
これで、自立が確実になり、さらにパッキングがしやすくなります。
あとは、いつもどおり、ですねb

 

ザックの雨蓋(トップパネル)は必要か!?

ベイパートレイルには雨蓋がついていません。(ヴァーガ・クラウンとも)
この手のザックを使ったことが無かったのですが、ベイパーはトップを締めるのに、ベルトが十字についています。
グラナイトギア,ザック,パック,登山,クラウン,ニンバストレース,LEOPARD,評価,口コミ,レビュー
ベルトの長さが長くなっていて、上にいろんな荷物を乗せて固定できるようになっています。
また、ザック本体のしぼり袋が長めになっていて、自分の身長よりも高く詰め込めるというわけです。
ただし、高く積みすぎると、後頭部が当たってちょっと気になるのと、小物を上部に入れていると荷崩れの可能性もありましたね。
雨蓋のポケットが使いたい場合は、相当する小物ケースを一番上に乗せるのがいいのでしょうが、やはりベルトを締めている分手間です。
以前、この上に小袋を装着できるアクセサリーが別売してたんですが、、、売り切れました>┼○ バタッ
個人的には、登山がメインなので、雨蓋はやはりあったほうが使いやすいですね。

 

登山メインなら雨蓋付のタイプを選ぶ!

まず、グラナイトのザックはかなり行けている!と断定しておきましょう
アルパインメーカーの全盛時代ですが、このザックは光る部分がおおきいです。
もしサイズが合えば、デザインも好みであれば、買いですね。
ただし、基本は雪山には向いていませんので、夏山オンリー。バックパック専用と考えてよいです。
登山では雨蓋のあるタイプがいいと思います。
なので、LEOPARD 58ニンバストレースなどが標準的で使いやすい気もします。とくにニンバストレースアクセス70はギアオブザイヤーを受賞している秀作です。
そして朗報は、クラウンVC60という雨蓋がない軽量パックには、別売の専用雨蓋(LINELOC LID)がとりつけられます!
しかもこの雨蓋はウエストパックにも変身!
つまり、ちょっと山頂をピストンするときなどに、便利ですねb
※LINELOCLIDの適合:クラウン、ブレイズ、トレース、およびエスケープパックです

厳選!注目したいオススメのアルパインザック


リュック,ザック,登山,アルパイン,雪山,おすすめ
山ギア研究所のおすすめする登山用アルパインザックを紹介します。雪山やアルパインクライミングで使える定評のあるザック、初めて手に入れるのにどれが良いか分からない人に参考になればと思います!

≫続きを読む

 

使い込んだブラックダイヤモンド・スピード40|背中がフニャフニャ!?


ザック,パック,登山,ギア,評価,口コミ,レビュー
アルパインクライマーにとって人気が根強いザック ブラックダイヤモンド スピード。とっても使いやすいです。スピード40は、アルパインクライミング向けな他に、山小屋泊ベースの縦走でもちょうどよいザックです。何が良いかというと、

≫続きを読む

 

ノースフェイスのリュック!|テルス25 独断判定


ノースフェイス,リュック
 ノースフェイスの通販サイトの売れ筋ランキングの人気トップに登場しているリュック、テルス25アウトドアや登山のリュックとしても良し、通勤用のバッグとしてもよし。人気の理由は・・・!?

≫続きを読む

 

とうとう出た!パタゴニアのザック|アセンジョニストパック35


アセンジョニスト,パタゴニア,ザック,パック,評価,口コミ,レビュー
パタゴニア アセンジョニストパック35Lうなりますねぇこのザック。軽量で機能性のあるウェアを手がけるパタゴニアから、本格的なクライマー仕様のザックがでるとは。カラーは2種類。オレンジと白。白は汚れがめだつよなぁ。。。といいつつ、白35Lをお買い上げ♪

≫続きを読む

 

グラナイトギアが好き!軽さとフィットとデザインに優れたバックパック


グラナイトギア,ザック,パック,登山,クラウン,ニンバストレース,LEOPARD,評価,口コミ,レビュー
バックパックの名門ブランドとして、最近日本でも有名になってきたグラナイトギア。その奇抜なデザインとシンプルな構造、そして落ち着いたカラーリングのザックは確かに魅力的です。ベイパートレイル・ヴァーガ・クラウンといった60Lクラスの軽量大型パックは人気!今回、主力で使っているこの大型ザックをレポートして...

≫続きを読む

 

ノースフェイス バンチー35|今どきの初級登山者にアレなザック


ノースフェイス,バンチー,ザック,バッグ,リュック,登山,おすすめ
今回もザックです。ちょっと使い心地を拝見♪ノースフェイスのバンチー 35です。コアなアイテムではなく、登山ビギナーにとても推奨できるモデルです!

≫続きを読む

 

なぜ人気があるの!?ノースフェイス フューズボックス・シャトルデイパック・ヒュー...


ノースフェース,リュック,バッグフューズボックス,シャトルデイパック
ノースフェイスのシステムバッグがものすごく人気のようです。中でも、BCフューズボックス/シャトルデイパック/プロヒューズボックスがトップ5入りしています。まさに大人のランドセルともいえるこのアウトドア志向なビジネスパックは、通勤から出張までかなり快適に、スマートに過ごせそうです。

≫続きを読む

 

ミレーのザック|プロライター30の限定モデルトリロジー30


ミレー,ザック,リュック,バッグ,プロライター,トリロジー
ミレーのザック、買っちゃいました! 30Lのアルパイン&バックカントリー用のリュック、トリロジー30(TRIROGY30)です。これは定番ザックのプロライター30とまったく同じモデルです。限定版です。ということで、レビューしてみます。

≫続きを読む

 

パーゴワークスのザックがやばい!|カーゴ40のパッキングシステム


リュック,ザック,バッグ,登山,パーゴワークス,カーゴ40
少しづつ知名度が上がっているパーゴワークス(paago works)は日本の小物バッグブランドとして誕生しましたが、ココ数年で40Lの中型ザックを登場させ、脚光を浴びています。そのパッキングシステムが独特すぎて、その使い心地がはたして快適なのかどうなのか、怖くて手が出せない方々のために、ちょっと声を...

≫続きを読む

 

ミレーUBIC ナニコレ!|通年使えるマルチザック


ミレー,リュック,ザック,バックパック,UBIC,おすすめ
ミレーのザックって、ちょっと変わったリュックのデザインが目立つブランドです。先のトリロジーもレビューしましたが、今回は、UBICという中型ザックを紹介します。これ、30Lから60Lまで幅広くラインナップされていますが、恥ずかしながら、知りませんでした。何用なのか?見てビックリのマルチザックだった

≫続きを読む

 

バリアントを超えたミュータント|オスプレーのザック


ミュータント,オスプレー,ザック,バリアント,ザック
ミュータントといえば、けっこう前に登場したオスプレーのアルパインザックだが、それより以前にでた軽量アルパインザック、バリアントの脚光の影に、やや人気を奪われたザックでした。かくいう私も、すぐにバリアントを手にしていましたので、ミュータントにはあまり関心を示しませんでした。しかし、今期の改良モデルはか...

≫続きを読む