山に持ち歩くステンレス保温ポット(マグボトル)、言ってみれば日用品です。だからといって山専ボトルのような重くてかさばる水筒を持ってきているのも見かけます。
チッチッチッ!分かってないねぇ。
選び方を紹介します^^
ザックやリュックに入れておくのに便利な保温ポット・マグボトルですが、登山では、夏だろうが冬だろうが常備品です。
軽量化にうるさい山ギア研究所においては、常備品である保温ポットはシビアな検証が必要です。
保温ポットを選ぶ際に重要なポイントがいくつかあります。
軽量性
保温性
飲みやすさ
サイズ
衛生点
コスパ
※記事掲載その後、↑軽量な500mlの山専ボトルもでています!これはいいです。
正直いって山専ボトルは優秀です。
保温性が高く、持ち歩いたお湯でカップメンも作れるほどの高保温力です。
その理由のひとつは、ガッツリと重い二重構造と、コップ付内蓋式だからです。
しかし、そのおかげで、デメリットが発生します。
まず、重い! 重すぎます。この時点で私的にはアウトですね。
そして、朝入れたお湯が、昼過ぎても熱いので、寒い環境で飲むと、
熱くて飲めません!
逆に夏は、そんなに飲み物が暑くなくてもいい!
ネコ舌の私としては、二重にゆるせないわけです(笑
ただし、バーナーを使うことを止めて、山専ボトルにする場合はかなり効果的な軽量化が期待できます。
結論からいってしまえば、一長一短、使い分けが必要ということです。
雪山テント泊や縦走で即席モノなどをお湯として高温なものを必要とするようなら山専ボトルが適しています。現在0.5Lの軽量化を測ったアイテムが出ています。
しかし、ボトルも消耗品です。ちょこっと暖かいものを口にする程度が目的であれば、市販の手軽なボトルでいいのではないでしょうか?
高価だし、温度<軽量、でいいのだと思います。市販のボトルで十分な高保温力と使いやすさがあります。
最近は山専ボトルの専用カバーまで持っている人をよく見かけますが、ライト&ファースト派にはイラナイ気がします…
山専ボトルはグローブをしていてもあけやすいようにラバー構造になっていますが、これは、なにも他のマグボトルがダメだということではありません。というか、マグボトルの蓋や本体に、1-2cmほどの太いシリコン輪ゴムをはめておけばいいわけです。輪ゴムは登山中の緊急アイテムにも使えますしね!
実際に、輪ゴムを4-5本つけて、滑りやすい手袋でテストしてみましたが、これだけでも、かなりグリップが効いて楽に開閉ができました!
この二つは、なかなか両立しにくいものがあります。
軽量にすれば、それだけ薄くなり、熱が外に逃げやすいからです。
そんな中でも、非常に優れた保温性のある軽量保温水筒を発見しましたw
以前はフッ素コーティングされたボトルが多かったので、私も使っていましたが、何度も使ううちに、臭いや汚れが付着して、味や香りが低下してしまいました。それ以来、フッ素コートには警戒しています。
フッ素コートされたマグボトルは内側に茶渋やコーヒーなどのカスが付着してしまう。しかも人体にも影響を及ぼすという情報も出てきている。
プッシュ栓式で飲み口が小さいものは、グローブでの操作が難しく、かつ、熱いものは飲みにくいです(アチチ!)
コーヒーもテイクアウト用の蓋をすると、熱くて飲みにくいですよね。
最適なのは広口の蓋だけのものがシンプルで飲みやすいでしょう。
マグボトルは、そんなにゴクゴク飲まなくても良いものです。むしろ、休憩時に一口飲むだけで、体が温まり、体調コントロールができます。なので、少量でもOKだと思っています。私は0.3L程度のものを愛用していますが、だいたい0.5~0.2L位でよいでしょう。
山でステンレスボトルを紛失・落としたという人をよく見かけます。あるいはザックに入れておいたら、ボコボコに凹んで保温力がなくなってしまったとか…
以前からチタン製など1万円以上もする軽量なボトルが出回っていますが、そんなものが凹んだ日には心も凹むでしょう(笑。なので、あまり高いモノでなくて良いと思っています。
正直にいってこれが最も私の山ライフに適したステンレスボトルです。このステンレスボトルを選んだ理由は、超軽量でありながら、6時間後の保温力が69℃と高く、コーヒーフリークの私には、行動中のコーヒーブレイクがまさに適温であることです。
それに加えて、他社と明らかに違う点があります。
それは、内側がテフロン加工ではない!ということです。
テフロン加工されたボトルはコーヒーやお茶などを入れて長期間使っていると、内側が劣化して、飲んだときの味もちょっといただけないものに変わってしまいます。
しかし、タイガーのサハラマグは、テフロン加工する代わりに、凹凸がほとんどない(つまり茶渋やコーヒー粉などが付着しにくい)鏡面加工(スーパークリーンプラス加工)であるために、長年使っていても、さほど劣化がないという点です。
新シリーズは飲み口がマグカップのようななめらかな飲み口になっています。
お湯だけを入れて使っているサハラマグ。中はピカピカ
こちらはコーヒーを入れ続けて使っている夢重力。1年以上ほぼ毎日使っていてもまだきれい。
仕様
0.35L:保温6時間69℃以上/重量0.17kg
0.5L:保温6時間74℃以上/重量0.19kg
内面:ステンレス鏡面加工
アマゾンでもベストセラー1位を獲得!
実は飲みやすさでは、これが一番! 軽さも0.35lまでは、1位のサハラマグと同じです。違う点は、蓋にあります。蓋が2層式になっていて、上蓋はほぼ半回転で開閉しやすく、熱いものを飲みやすい口当たりでネコ舌の人にはこれがいいです。そして、下の蓋を開くと大きな開口部となり氷なども入れやすくなります。
サーモスには山専ボトルがありますが、一般登山には、この通常のステンレスボトルがおすすめ。ケータイマグはタイガーの夢重力とも重さ、保温力ではほぼ互角で、内面は鏡面加工ではないのですが、テフロン加工ではありません。
仕様
0.25L:保温6時間58℃以上/重量0.15kg
0.35L:保温6時間65℃以上/重量0.17g
0.5L:保温6時間68℃以上/重量0.21kg
内面:ステンレス
像印の新しいステンレスボトルは高い保温性を維持している上に軽量性もそこそこあります。蓋が洗いやすいなどメリットもあります。フッ素コートの内側ですが、茶しぶやコーヒーの色やにおいが残りにくいという部分は従来の製品よりも向上している点でしょうか
仕様
0.36L:保温6時間66℃以上/重量0.21kg
0.48L:保温6時間70℃以上/重量0.25kg
内面:フッ素コート
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